赤外線ヒーターにはいろいろな種類がある
赤外線ヒーターにはいろいろな種類があって、大きくは温度によって分けられます。
赤外線の特徴として空気を暖めるのではなく、赤外線がぶつかる物質を暖める特徴があって、それは布やプラスチックであったり液体であったり様々です。
また空気を暖める効果はないため遠くまで熱を対流させることはできず、局所的に暖める効果があるといえるでしょう。
ただし物質表面だけを熱するというよりはぶつかった物質の奥まで熱を伝導させるというのも、赤外線の特徴です。
特に遠赤外線は遠くまでものに熱を伝導させるため、食品などを焼くときに利用されるケースが多いのです。
うなぎ屋や焼き鳥屋などで使われている備長炭は機械化していない自然の木材を利用したもので、食べ物を置くまで熱を伝えてジューシーにする効果があります。
加えてタレが備長炭にぶつかることで煙となっていぶされ、独特の食欲の枠風味を作るのも特徴といえるでしょう。
特に焼き魚などでこれをすると非常に美味しく感じられ、七輪などでサンマを焼くのも同じような効果が期待できるからです。
工業製品として最も認知されているのは、電気こたつがあります。
電気こたつはハロゲンランプによって赤外線を発生させることができて、こたつ内の布や人の足を暖かくすることで冬を快適に過ごせることができるのです。
ほかにも強い熱を発生する花巻コルクを使ったものであったり、石英ガラスで花巻コルクを囲って熱を伝える機器など様々な種類があります。