ステンレスの特徴とステンレス加工
金属加工の製品の中ではステンレスは特殊な素材ではありません。
鉄に比べると強度は劣りますし加工性も難がありますが、独自のメリットも数多くありません。
錆びにくく水に強いので表面加工や塗装をしなくても使えます。
だから水回りや水を使う機械の内装では良く使われて、技術を独自に高めて鉄に負けない強度があるモデルもあるのです。
ステンレスはクロムという素材を10%以上含み炭素が少なく、耐熱性や加工性に優れた性質を持ち合わせております。
薄く伸ばしやすい性質があり、錆びにくく耐食性が高いので、外装などにも使いやすくなっているのです。
耐熱性が乏しいので直火にかけたり、暑い場所や火の傍では変形してしまう恐れがあります。
このような性質を理解してステンレス加工する業者は、大阪の工業地帯や埼玉県の川口周辺に多く集まり、地場産業になっていることが特徴です。
こうしたステンレス加工業者は独自の技術を持ち、チタンよりも強い強度ステンレスの加工が出来るなどのノウハウを持っております。
強度ステンレスは強度を高めてデメリットを少なくし、安定性が高いステンレスになります。
伝導率の高さではアルミに劣ったり、鉄のような加工による変化が少ないなどの特徴はあるものの、安定していることがメリットなのでシンクや台所用の什器などにも積極的に使われるのです。
大阪の地場工場では、こうした1次加工や2次加工が出来る会社が集まっており、有名ブランドの下請け仕事も数多く受け持っているのが特徴になります。